11月に入り、秋も深まり、街路樹の落ち葉が歩道や車道に舞い散る季節になりました。
秋の行楽シーズンになり、すがすがしい気候に誘われて家族で紅葉狩りという人も多いのではないで しょうか。この「紅葉」という漢字は「こうよう」とも「もみじ」とも読むことができます。
なんだかとてもややこしいですが、実はそれぞれ別の意味があるのです。
「こうよう」とは、気温の寒暖差が激しくなると葉の色が赤や黄色に変わる自然現象の事をさします。そのため、秋に色が変わる様々な植物に対して当てはまる言葉として使用されています。
また「もみじ」は楓の葉の別名としても使われています。それと同時に、秋に葉の色が変わり赤や黄色に色づく事にたいしても使われているようです。これは「こうよう」と同じ意味も含まれているということになりますよね。つまり、楓の葉が「こうよう」する事により「もみじ」になるとも言えます。
「もみじ」は楓の葉の別名だと紹介しましたが、もともと「もみじ」も楓も万葉集の和歌の中に詠まれていた言葉からきており、蛙手(かえるで)が楓(かえで)となったと言われています。 少しの表現の違いも風情を感じさせるところが日本らしいですね。ブロック折り紙で、モミジとイチョウを作製しました。