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岸和田ニュース

12月度健康セミナーを開催いたしました

皆さんこんにちは。今年も残りわずかとなりました。
クリスマスにお正月とこれからイベントが盛りだくさんですね。

さて、今回の健康セミナーは当院の退院支援看護師が「介護保険施設について」というテーマで施設のメリット、デメリットについてお話し致しました。

皆さん突然ですが、介護保険施設と聞くとどのような施設を想像させますでしょうか?
特別養護老人ホームや有料老人ホームなど種類がたくさんあり、名前も似ていて区別がつかない。名前は聞いたことがあるが、実際どのような施設なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。

施設の説明を始める前にまず、介護保険について簡単に説明しました。
介護保険とは被保険者(実際にサービスを利用できる方)は基本的に65歳以上の方になります。利用できるサービスは大きく分けて居宅サービス(自宅で生活しながら使用するサービス)と施設サービス(施設に入りサービスを受ける)に分けられます。原則65歳以上の方でないと利用できませんが、40歳~64歳の方で特定疾患(※1)に罹患している場合や老化に起因する疾病に罹患している方は利用することができる場合もあります。実際に利用できるかどうかの確認や申請方法、具体的なサービスについて気になった方はお住まいの市役所の介護保険に関する相談窓口にてお問い合わせください。

特別養護老人ホームとは
常時介護が必要な方で自宅では介護が難しい方が入所する施設になります。H27年4月から原則として要介護3以上の方しか入所ができなくなりました。ただし、H27年4月以前に入所してい方で介護度が要介護3ない方でもそのまま引き続き入所することができ、入所後に認定調査で介護度が下がった方も同じく、引き続き入所が可能です。また、やむを得ない事情がある場合も入所することが可能です。特別養護老人ホームには地域密着型特別養護老人ホームがあり、こちらは施設ある市に住んでいる方のみが入所することができます。
特別養護老人ホームはこれからリハビリをして機能回復を目指す方というより、今ある能力を残存させ日常生活を送る施設になります。
また、入居一時金が不要で、料金が比較的抑えられていますので、年金額の範囲内で生活を送ることができます。しかし、希望者が多いことから入所待ちの方がたくさんおられ、また、医療処置のある方(例:インスリンの注射必要など)は入所が難しい場合もあります。

老人保健施設とは
病状が安定してきてはいるが自宅で生活するにはまだ難しい方が入所し、自宅退院を目指しリハビリを行う施設になります。入所者は要介護1以上であることが条件になります。特別養護老人ホームは生活空間になりますが老人保健施設はリハビリをし在宅復帰を目指す施設になります。また、施設に入所できる期間が限られています。

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)とは
65歳以上で要支援2または要介護1以上で認知症の診断を受けた方が同生活を送る場(住居)で、食事・入浴等の介護や支援、機能訓練を受けることができます。
認知症の方以外は入所できません。

サービス付高齢者住宅とは
主に民間事業者などによって運営され、都道府県単位で認可・登録された賃貸住宅になります。一般的な賃貸住宅に近い形で食事スペースや浴室が共有になっており、施設によってはナースコールのような呼び出しボタンがあり、緊急時に職員が対応してくれます。介護保険のサービスで訪問介護(ホームヘルパー)を利用するような形で介護サービスを利用することができきます。また施設によってサービスは様々ありますので、パンフレットを取り寄せる、見学に行くなどしてご確認ください。

介護付き有料老人ホームとは
介護保険に基づいた介護事業指定を受けた介護施設です。介護サービスは決まったケアスタッフが行うため、介護サービスの事業所を選択することはできません。

住宅型有料老人ホームとは
サービス付高齢者住宅と同じように外部の介護サービスを利用する介護施設です。介護サービスの事業所を自身で選ぶことができます。
介護度が上がると介護がより必要になるため、介護度に比例して介護費用高くなる可能性があるります(介護度が高くなると同じサービスを利用しても金額が高くなる)。

今回はスライドにて簡単にそれぞれの施設の特徴を紹介しましたが、同じ種類の施設でも施設によって提供されるサービスの内容や施設の特徴が異なります。
介護施設について今セミナーで一部をご紹介いたしましたが実際には他にも施設はあります。施設探しの際は今回のセミナーの内容を参考にして施設のパンフレットを取り寄せたり、見学をされるなどして探されることをお勧め致します。

セミナーの後には個別で質問や相談を受け付け、実際に質問を受けました。地域の方のご参加もあり、多くの方に興味をもっていただける内容になったのではないでしょうか。

今年1年大変お世話になりました。来年も又健康セミナーにぜひご参加ください。お待ちしております。

※(1)特定疾患とは心身の病的加齢現象とその医学的関係があると考えられる疾病。特定疾病の要件や病気の種類は厚生労働省のホームページに記載されていますので詳しくはそちらをご確認ください。

 

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